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スタッフ日記

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はじまりのアート展~障害のある人による作品展~

2020-12-17
 12/5(土)~12/13(日)、人権週間に合わせて、安浦まちづくりセンターのロビーにて障害のある人による作品展「はじまりのアート展」を開催しました。
ジョバンニ、カンパネラのみなさんのクリニカルアート作品や、安浦のイラストレーター佐保さんの作品など、およそ100点もの絵を展示しました。
 
 クリニカルアート(臨床美術)とは、独自のアートプログラムに沿って創作活動そのものを楽しみながら作り、脳と心を活性させ、認知症の予防や改善、心のケアに効果があると言われています。ジョバンニ、カンパネラでは月1回「アートな時間」でクリニカルアートに取り組んでいます。
 
 通りかかった地域の人たちから「わぁ~素敵な絵!」「これすごい細かく描いてる!」「まちづくりセンターが美術館になった」と、たくさん声をかけていただきました。障害を持った方が地域で活躍する場の1つとして、またこのようなアート展を開催できたらいいなと思いました。
 
(ひろかね)

11月の地域・子ども食堂

2020-11-30
11/24(火)地域・子ども食堂@豆ナ茶屋
 
〇今月のおしながき
・親子丼
・サツマイモのレモン煮
・白菜とほうれんそうの煮浸し
・柿とカブの酢の物
・味噌汁
 
食材提供:グリーンコープ、藤三安浦店
 
29人の参加がありました。子ども19人、おとな10人です。
以前も来られた子どもが、「前の親子丼と違う。今日のはレモンが入っている。」と食レポを披露してくれました。
 
呉市子育て支援課の方も見学に来られていました。
このコロナ禍でも、地域の方がホッとできる地域食堂を運営できていることに安心されていました。
 
次回は12/22(火)16:00~18:00です。
よろしくお願いします。
 
(ひろかね)

10月の地域・子ども食堂

2020-10-29
10/27(火)10月の地域・子ども食堂@豆ナ茶屋
 
〇今月のお品書き
・麻婆豆腐
・青葉のおひたし
・里芋の味噌煮
・野菜ごろごろサラダ
・卵スープ
・柿と梨のデザート
 
食材提供:グリーンコープ、藤三安浦店、わたなべさん(柿)
 
子ども7人、おとな7人の参加でした。
今回は食材提供が多かったため、品数がたくさんあり、
食事をお出しすると子どもたちが「わ~!すっげ~!」と声に出して驚いていました。
何から食べようかワクワクだったと思います。
 
デザートに柿と梨が添えられており、秋の味覚を感じました。
いつの間にか外が暗くなる時間が早くなりましたね。
 
次回は11/24(火)16:00~18:00です。
よろしくお願いします。
 
(ひろかね)

矢賀道子さん講演会

2020-10-20
10/19(月)、カンパネラ・ジョバンニ合同参加の矢賀道子さんの講演会がありました。
於:ジョバンニ
 
【矢賀さんの紹介】
障害者の差別からの解放を30年以上とりくんでおられる。
脳性まひの障害をもつ。55歳。30代の子どもがいる。
全国脳性マヒ者協会全国青い芝の会 会長
 
障害があっても地域であたりまえに生活できる社会を目指し、
ALS患者の委託殺人や、出生前診断などの優生思想による命の選別、障害があっても小さいころから地域校区の普通学校へ行くことの大切さなど熱く語ってくださいました。
 
その後質問コーナーがありました。
 
→出征前診断に反対する理由は?
 
おなかの中のあかちゃんに障害があるとわかれば、「障害者がいると邪魔になる」「お金がかかる」「障害者を生んだ親といわれる」など親に不安をあたえることが多い。
親の責任ではない。生まれる前に障害者とわかった時点でたいていの親がおろしたがる。命の選別をしてはならない。
 
→精神障害者に対しても目の動きなどをAIが察して障害を認定する時代がくるという。それに対してどう思いますか?
 
差別。精神障害者だけでなく、目の動きはいっぱいある。やってはいけないこと。
 
→最近あったことで印象にのこったことは?
 
車が壊れたこと。中古車で14年乗った。
コロナの影響もあるかもしれないが、街で障害者と出会うことが少なくなった。
 
→矢賀さんはいつから車イスの生活になったか?また脳性まひの診断がでたのはいつ?
 
走ったり歩いたりできていたが、20歳から(車イスに乗ってる)。脳性まひの障害で難しくなって今は少し歩けるが、ほとんど車イス。
脳性まひの診断がくだったのは1972年。新生児黄疸がひどく3日目39度の熱がでて下がらなかった。親から聞いた話です。歩きにくい・しゃべりにくい症状があった。学校に行くのに障害者手帳が必要でその時はっきりした診断がでた。
 
→書類などの申請等で困ったことはないか?
 
前は銀行の人が名前など書いてくれたが、今は自分で書いてといわれる。
自分で書いたり介護者に書いてもらうが書面がいっぱいあり大変。
 
→多数決のなかで法律がきまるが、少ない障害者のなかで、どうやって変えてこられたのか?
 
けんかする。自分がおかしいと思うことは言っていく。言っても変わらないことがあるからその時はジョバンニとかで声をあげみんなが助け合う社会を作っていくことだと思う。
 
→収入をえることについて
 
私は働くことを選択しなかった。
優生手術をうけさせられそうになったことが一番の原因。
一般企業で働き、給料をもらえるのは障害者の1%にもみたない。
障害者の働く条件が厳しすぎる。
年金をあげる運動もしている。
私はいろんな人の力を借りて子どもを育て生きてきた。健常者もそうすればいいのにそれができない社会になっていることが問題だと思う。
 
最後に、ジョバンニのメンバーさんからお礼のあいさつがあり、残った時間で矢賀さんを囲んでフリートークを楽しみ終わりました。
 
(いしおか)

広島国際大学学生 2020年度 社会福祉援助実習

2020-10-05
 8/31から10/2までの23日間(計180時間)の期間で行っていた広島国際大学学生の社会福祉援助実習が終了となりました。
 
 それぞれアセスメントからプランを作成し、相談会議での発表を行いました。
 
○利用者Aさんのプラン
今の生活を続けながら、Aさんの希望(作家になりたい、幅跳びのメダリストになりたい)もくみ取り、実現できる場を提案されており、Aさんに寄り添ったプランを作成されていました。
 
○利用者Bさんのプラン
初めは「今の生活に満足している」Bさんと話をしていくのに悩んだそうですが、ゲームや漫画の話で共感できるところから関係をつくっていきました。
支援に入るスタッフの話も参考にBさんの人となりを理解していき、好きなゲームや旅行に行け、今の仕事を楽しくでき、充実した生活を続けていけるような思いを入れたプランの提案をされました。
 
○利用者Cさんのプラン
やりたいこと(結婚やアニメ声優のライブなど)をいろいろ話されるCさんの要望を真面目に受け止めプランを作っていきました。どこまで答えればいいか迷いながら、生活費のことや緊急時のことなど日常生活が安全に暮らせることを基本にし、ライブに行くなどの楽しみを盛り込んだプランとなりました。
 
○利用者Dさんのプラン
「しんどい」気持ちがあることをしっかり受け止め、手紙を書くことやピープルファーストのことをいれました。やりたいこと「山に叫びたい、回転ずしにいきたい」などの要望もとりいれ、無理せずに仕事を続けて行くことを大切にしたプランとなりました。
 
 4人ともくれんどでの実習は楽しかったようで、障害分野や相談職への興味、いろんな気付きや自分の人づきあいの変化も感じられたということでした。
 
 介護福祉士の実習をすでに済ませている実習生からは、過去の実習で「利用者とコミュニケーションをとっていて」と放り出される経験が辛かったと言っており、彼ら彼女らの進路の選択に実習先での経験や対応が大きく影響することを感じました。
 
(まつふじ)

地域ネットくれんど
広島県呉市安浦町水尻1-3-1
TEL.0823-84-3731
FAX.0823-84-4041
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1.地域生活支援
2.子ども・家族支援
3.地域協働
4.企画イベント

5.養成研修
6.当事者活動

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地域ネットくれんどは、障害をもつ人たちや高齢者が、地域社会でいきいきと安心して暮らせる、トータルシステムの構築をめざしている、非営利の事業所です。

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