スタッフ日記
こちら企画広報室
2023-08-17
くれんどには、「企画広報室」という部署があります。ここでは、求人戦略を練ったり、新商品を開発したり、地域団体に参画したり、広告物を作ったりと、活動は多岐に渡ります。
中でも最近力を入れているのが、くれんどオリジナルグッズ作りです。
- BROTOのパンの写真撮影
- 画像をパソコンに取り込む
- 画像や文字の配置を決める
- 商品説明文の作成
- 企画広報室の全員でチェック
という工程で、1つの商品が完成します。
1の写真撮影も大変なのですが、特に3の画像や文字の配置決めは、終わりの見えない戦いです。メイン担当のAさんが毎回頭を悩ませながら、ミリ単位でこだわりぬいて配置や色を決め、時にボツをくらい、それでもまたアイデアを絞り出し、そうしてついに、最高の1品が完成します。
商品が売れた時にはその苦労も喜び・やりがいに変わります。「いつか、私の作ったグッズがテレビドラマに使われるようになるのが夢です!」と語るAさん。新商品は随時更新していきますので、要チェック!よろしくお願いします。
(ひろかね)
外出支援 ~仕事のあとのお楽しみ~
2023-07-18
ホームサポくれんど(重度訪問介護・障害者居宅支援・行動援護・同行援護・高齢者訪問介護)
日中はカンパネラを利用しているNさん。
この日は仕事を終え、行動援護を利用して野呂山に行きました。
写真は、散歩の途中にある展望台で、大好きな炭酸飲料を片手にピースサインのNさん。
普段からたくさん汗をかくのですが、散歩でさらに汗びっしょり。
この後、別の公園にあるストレッチの器具で腰ひねりをしたようです。
別の日にはグリーンピアや正福寺などいろいろなところにも出かけて運動をしています。
歩くだけではなくキャッチボールやしゃぼん玉、買い物など外出を楽しめるよういろいろなことを行っています。
プールで泳ぐこともあり、その泳ぎ方はとてもダイナミックです。
運動不足のスタッフにとっても身体を動かす健康的な機会となっています。
Nさん、スタッフの運動に付き合ってくれてありがとう!!
(まつふじ)
コロナ禍を乗り越えて~聞こえない人の苦悩~
2023-06-14
2023年5月8日に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に変更されました。
○ 3年にわたるコロナ生活
3年以上にわたり多くの制限が行われてきたコロナ生活でしたが、聴覚障害者がもっとも苦しめられたのはマスク着用により相手の口元や顔の表情が見えずコミュニケーションができなかったことです。
○ アクリル板や飛沫防止シールド
新型コロナウイルス感染症が5類に移行された日に多くのコンビニなどの飲食店でアクリル板や飛沫防止シールドなどが撤去されるようすをニュースで見たとき、喜びと安堵感でいっぱいでした。
アクリル板による光の反射で相手の顔がよく見えず、話しかけられていることに気づかなかったり、ろう者同士で手話でおしゃべりしていても見えにくかったです。
○ マスク着用による偏見と差別
夫とスーパーで買い物をしているときに夫にマスクを少しだけ下げてもらって会話をしていると、マスクをしないなんて非常識…という目で見られたり、注意されたことがありました。マスクをしていると話が分からないから「口元を見せてください」とお願いすると嫌そうな顔をされたり、外してくれなかったこともありました。
コンビニなどで「箸をつけますか?」「ポイントカードはありますか?」「袋はいりますか?」と声を掛けられても何を言われているのか分からず、違う返答をすると「何こいつ?」と冷たい対応をされました。
私と同じ障害を持つ娘が高校卒業後の進学希望先の専門学校に透明マスクなどの配慮をお願いしても応じてもらえず差別的な発言があり、入試エントリーを断られました。
○ マスクの着用は個人の判断に委ねる
長かったコロナ対策が大きな節目を迎え、マスク着用が個人の判断になった今、でふらくメンバーに気持ちを聞いてみました。
A「マスクは衣服の一部になってしまった。外すことに抵抗がある。」
B「外など人が少ない場所では外す。」
C「周りのようすを見ながら合わせていきたい!」
D「これから暑くなるからマスクを思いっきり外したい!でも周りがまだ着けていたら躊躇するかも。」
○ 手話ドラマ
コロナ禍の中、手話ドラマ「サイレント」と「星降る夜に」の放送がありました。
このドラマのお陰で手話に興味を持つ人が増えました。私の娘も入学した専門学校で手話に興味を持っている子が何人かいて、手話を教えたりして仲良くなったという嬉しい話がありました。
○ 相手の顔が見えるっていいな
新型コロナウイルス感染症が5類に移行された日に仕事帰りにコンビニに立ち寄ると、レジで若い男性の店員さんがノーマスクで接客されていたので、思わず2度見しました。とても爽やかな笑顔で対応されていたので、顔が見えるってやっぱりいいな!と嬉しくもあり新鮮な気持ちになりました。
コロナ制限がなくなったとはいえ、コロナ感染者は今もなお続き、終息したわけではないので、これからも引き続き感染予防に気をつけて行きたいと思います。
(なかおか)
プリオシンのつぶやき
2023-05-27
日中一時プリオシン(日中一時支援)
4月以降、新人スタッフも数多く入り、くれんどもこれまで以上に賑やかに、そしてフレッシュになっていっています。
プリオシンも多少の変化はあって、Aさんはこれまで、お菓子作りは遠くから見ていていることが多くて、生地を混ぜたりするところで参加されることが多い方でした。
おやつに本人の大好きなお好み焼きやネギ焼きを作ることが増えたことをきっかけに、これまでよりも生地作りや焼きの工程でも積極的に参加してくれるようになり、蒸し焼きでは蓋を外したり、ヘラでひっくり返す練習をしたりと中心的に参加してくれるようになりました。とても上手に裏返すので、出来上がりがこれまでよりも綺麗な時も…
今では、ホットケーキ作りなどホットプレートを使った行事が始まると自分の出番だ!とウッドデッキでのんびりしていても意気揚々と参加してくれます!
失敗することもあります。上手く裏返せずにショックで泣いてしまう方もおられます。でも、それも一つの大きな経験です。行事を通じて、いろいろな体験を一緒に楽しむ時間になればと思います!
(かみがき)
家族学習会報告
2023-04-20
―障害をもつ子どもたちの将来を一緒にかんがえませんか―
世の中の状況も落ち着いてきたことから、3/25(土)対面式で学習会を開きました。「親なき後のことへの心配」「成人するまでに親としてできることは?」「成年後見制度など知らないことが多い」など家族はさまざまな心配ごとを抱えておられます。安浦町安登にあるジョバンニで家族学習会を開き、本人・家族合わせて20人余りの参加がありました。
まずは、大人の利用者松村まりさんのお母さんに話をしてもらいました。まりさんは一人暮らしを始めて10年余り経ちますが、これまでのことや今の生活のことなどを語ってもらいました。
それから大きく3つのテーマで話をし、質問などを受けながら話を広げていきました。
〇福祉サービスと医療
困ったときに頼ってもらいたいのは、相談支援専門員や委託相談支援事業所(まるごとネット呉など)です。「誰かとつながっておくこと」が大切です。
子どものことを理解してもらったうえで支援をしてもらいたいことから、手をつなぐ育成会のサポートファイルの活用が有効であるという情報がありました。
〇住まいのこと
入所、グループホーム、一人暮らしなど、親元からの離れ方は人それぞれです。
〇お金のこと
いくら残したらいいのかよりも、「残したお金が本人のために使われる仕組み」が大事になります。かけはし(日常生活自立支援事業)や成年後見制度の話をし、実際に生活されている複数の方のやりくりの紹介をしました。
参加された皆さん、子どもの年齢に関わらず親としてできることを模索されており、リアルなやり取りもできたようです。「横のつながりが感じられてよかった」「年金、成年後見制度の話をもう少し聞きたい」「人との関りは大切だと思うので、これからも一緒に勉強したい」という声が出ています。2023年度以降も家族会と連携しながら学習会を実施していきます。
(おがわ)