本文へ移動

理事長の連載コラム~今月のひとこと~

バックナンバー

孤独と孤立

2021-09-21
 「孤独」と「孤立」、ニュアンスの違うことは分かるが今一つスッキリしないでいた。『こころの元気』9月号がこの2つのことばについて特集を組んでいて、その中の山田幸恵・東海大学教授の整理がスッキリと胸のつかえを下ろしてくれたので、紹介したい。

 ひと言でまとめれば、「孤独は自分が感じる主観的なもので、孤立は客観的な状況」ということのようだ。もう少し詳しく説明すると、「孤独」は心理学の分野で「孤独感」として研究されていて、「個人の社会的関係のネットワークが、量的あるいは質的にある重要な点で不足しているときに生じる不快な体験」ということになる。その人が持ちたいと思っている社会的関係のネットワークと比較して、少なかったり、不満だったりするときにも感じるものだ。

 一方「孤立」は、社会福祉学の分野で「社会的孤立」として研究されていて、「意味のある社会的関係のネットワークが欠如した状況」とされる。具体的には、日常生活の困りごとがあったときに援助してくれる人がいない、困りごとや悩みごとの相談者がいない、緊急時に援助してくれる人がいない、といった状況をさす。

 社会的に孤立していると孤独を感じる可能性は高まるが、ただ、必ずしも孤立している人が孤独を感じるわけではない。逆に社会的に孤立していなくても孤独を感じる人もいるし、感じない人もいるということになる。一人で食事をとる場合を思い浮かべれば、どちらの場合もあると想像できる。また、ソロ活やぼっちキャンプなどは、孤独のポジティブな面を表すことばだろうか。

 さて、くれんどではこの間、セーフティネットと新たな関係づくりをテーマに取り組んで来たとも言えるが、社会的孤立を減らしたり孤独感を癒すことに、どのくらい貢献出来ているだろうか。

地域ネットくれんど
広島県呉市安浦町水尻1-3-1
TEL.0823-84-3731
FAX.0823-84-4041
-----------------------
--------------
1.地域生活支援
2.子ども・家族支援
3.地域協働
4.企画イベント

5.養成研修
6.当事者活動

-------------------------------------
地域ネットくれんどは、障害をもつ人たちや高齢者が、地域社会でいきいきと安心して暮らせる、トータルシステムの構築をめざしている、非営利の事業所です。

TOPへ戻る