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理事長の連載コラム~今月のひとこと~

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協同の思想

2021-07-27
 今年のくれんど総会で、議長をされた田坂理事が「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(『農民芸術論概要』)という宮沢賢治のことばを紹介された。コロナ禍におけるたとえば集団免疫の獲得という状況を思い浮かべてみても、だれかが抜け駆けをして問題が解決されることはない、という寓意(グウイ)として読み解くこともできる。

 賢治の小説『ポラーノの広場』では、小作人たちが自分たちの工場を協同して経営する。協同するだけではなく、広場では宴(ウタゲ)も催される。実際賢治は、1926年花巻農学校の教員を辞し、私塾の羅須(ラス)地人協会を立ち上げる。畑を耕し、農民を招いて楽器を練習する。「農民が真に貧困を脱するためには、生活の糧だけではなく文化活動も必要だ」とする賢治流の協同組合の実践の始まりだ。

 私は、「現在の過度な自己責任社会から、障害者を通して支え合い、分かち合う社会への転換をめざし、地域からむこう3カ年の中長期ビジョンの実現をはかっていきましょう」とあいさつさせていただいた。だれと協同し、くれんどの20年を迎えるのか、その3年の歩みが始まった。

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