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理事長の連載コラム~今月のひとこと~

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近未来の夢~中長期ビジョン~

2021-04-12
 くれんどでは、毎年の事業計画・事業報告と併せて3年ごとに中長期ビジョンを策定しています。この4月からは新しい3カ年計画に移行します。現段階ではまだ案の段階ですが、概要の一部、「基本方針」と「中長期ビジョンおよび重点事業」を紹介したいと思います。くれんどの心意気を感じていただければありがたいと思います。この中長期ビジョンの終了年には、くれんど創立20年という節目の年を迎えます。
(小河 努)
1.基本方針
(1)くれんどは、2003年の障害者の支援費制度のスタートに合わせて事業をはじめた。地域で生きようとする障害者と支援者にとって、公的介護保障は、地域生活を継続していくために必要な制度だった。

(2)以来17年、地域でともに生き、ともに遊び、ともに働き、ともに暮らす生活モデルの実現をめざして、くれんどの事業はあった。そうして、行くところをつくり、することをつくり、帰るところをつくるという地域資源を、メニューの上では実現した。しかし、その内実と必要数において、なお道半ばである。

(3)障害者をめぐる法制度は、社会的包摂(インクルージョン)をうたいながら、分離教育(特別支援教育)や相模原障害者殺傷事件、京都ALS嘱託殺人事件に見られるように、現実と本音はいまだ、障害者に対する隔離と抹殺を維持し続けているように見える。こういう状況を踏まえくれんどは、つぎの3カ年事業計画を、一つのソーシャルインクルージョンモデルを辺境と言われる地域で実現することを目標に策定することとした。

2.中長期ビジョンおよび重点事業
(1)くれんどの事業は大きく2つに分けられる。地域における社会的マイノリティのセーフティネット事業と、障害者の出番づくりを通しての地域協働事業、リメイク事業である。この2つの事業をさらに前進させるために、以下第5期中長期事業計画(21年度~23年度)を策定した

①地域におけるくらしとセーフティネットづくりの推進
  • 安芸灘エリアにおける地域生活支援拠点(まるごとネット呉安芸灘)の5機能(断らない相談・さまざまな居住支援・緊急時支援・グループホーム等の体験の機会、人材の育成、地域・まちづくり)を前進させ、呉市4拠点の底上げをはかる。
  • 居住支援法人としての実績を上げ、基幹相談支援センター、重層的支援体制整備事業の受託につなげる。
  • 第2グループホームを開設し、第3グループホームへの足がかりをつかむ。
  • 児童発達支援事業所、訪問看護ステーションの開設について検討していく。
  • 路上支援、あそび場を維持していくとともに、地域食堂・こども食堂の回数を増やすことと相談・学習支援等について検討していく。

②地域協働事業の展開
  • まちづくり協議会など地域の関係者・業界との連携を深め、食堂やパン屋、便利屋など当事者が地域で活躍できる地域協働事業(地産・地消、地域循環型事業)を、さらに開発していく。
  • 重度障害者の就労モデル、就労支援モデルを実現する。

③ともに生き、ともに事業を担う内実の強化
  • ともに生き、ともに食べ、ともに遊び、ともに寝、ともに働き、ともに楽しむメニューをつくっていく。
  • なぜ、インクルージョンなのか、スタッフ会等を通して、障害者の出生、教育、仕事、暮らしにかかわる現実について学び、障害者とつき合うモチベーションと性根を鍛える。
  • ILP講座やセルフグループ等での学習会を通して、自立生活者を増やしていく。

④ 人財の確保・育成
  • 必要職種の確保・養成と待遇改善
  • 資格取得とキャリアアップ支援
  • 各種研修・養成講座の充実
  • 当事者相談員・各当事者会の支援

⑤ 組織・運営基盤の再点検、再構築
  • 3センター(地域生活支援、子ども・家族支援、地域協働)の機能強化
  • 業務マニュアル・分掌一覧の改善と目標シート・個別支援計画を含めたPDCAサイクルの徹底、業務点検票の見直し
  • 分業協業体制の確立、当事者連絡会(当事者評価委員会)の実働
  • ハンドブック・制度概要・パンフレットの更新
  • 財務・経営基盤の強化

(2)21年度の重点事業・行動目標は次のとおりとする。

① 重点事業の実施 ・安芸灘エリアにおける地域生活支援拠点(まるごとネット呉安芸灘)の5機能(断らない相談・さまざまな居住支援・緊急時支援・グループホーム等の体験の機会、人材の育成、地域・まちづくり)を前進させ、呉市4拠点の底上げをはかる。
  • ともに生き、ともに食べ、ともに遊び、ともに寝、ともに働き、ともに楽しむメニューをつくっていく。
  • なぜ、インクルージョンなのか、スタッフ会等を通して、障害者の出生、教育、仕事、暮らしにかかわる現実について学び、障害者とつき合うモチベーションと性根を鍛える。

② 組織基盤の強化
  • 必要な人材の確保と養成・研修
  • 3センターの機能強化
  • 責任・係分担の明確化と年間計画・行動目標に沿った事業運営、確実な評価・点検の実施
  • 当事者連絡会(各当事者会)、語る会との連携の強化

③ 財務基盤の強化
  • 第2のグループホームの開設にともなう財政見通しの明定
  • 経営基盤強化のための予算書に基づく執行の徹底

地域ネットくれんど
広島県呉市安浦町水尻1-3-1
TEL.0823-84-3731
FAX.0823-84-4041
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1.地域生活支援
2.子ども・家族支援
3.地域協働
4.企画イベント

5.養成研修
6.当事者活動

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地域ネットくれんどは、障害をもつ人たちや高齢者が、地域社会でいきいきと安心して暮らせる、トータルシステムの構築をめざしている、非営利の事業所です。

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