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理事長コラム~今月のひとこと~

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精神障害・発達障害を読み解く②

2014-10-19
 精神科医の石川憲彦さん(林試の森クリニック院長)によると、現代の精神医療を理解するには、あまり細かい病名にこだわらない方がいいと言います。その上で石川さんは、精神現象を4つに大きく分けます。
 
 キーワードは次の通りです。
①「活力」(→気分障害、うつ、躁うつなど⇒精神の休息)
②「防衛」(不安障害、強迫性障害、適応障害など⇒防衛基本の再学習)
③「摂取」(摂食障害、依存症、人格障害など⇒精神の充足)
④「関係」(統合失調症、発達障害など⇒関係の調整)。
 今回は、その2回めです。
 
 その②「防衛」(不安障害、強迫性障害、適応障害など⇒防衛基本の再学習)
○生き物は生きるため、「安全」を確保します。
○このために、生き物は自己を「防衛」します。恐怖や不安も防衛(安心)のための危険信号の一つです。
○しかし、危険信号が過剰すぎたり、方向を誤ると、かえって危険を増やすことがあります。
○この障害の代表が、「不安障害」「強迫性障害」「適応障害」などです。
○再防衛の基本は、このうまい逃げ方をみつけることです。
(『Fonte』(全国不登校新聞)12.11.1月号より)

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