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理事長コラム~今月のひとこと~

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時代が落っことそうとしているもの

2016-03-25
 昨年の暮れ、NHKの「SONGS」で中島みゆきが、「時の流れがね、落っことしていったものを一番後ろから拾いながらトボトボと行くっていうのが、私には合ってるかなって思うんです」というような発言をしていたらしい。「時の流れ」というのを、時代とか、メジャー(多数派)とか、グローバリズムとか効率主義とかに言い換えると、中島みゆきのメッセージと私たちのやっている仕事は重なって来る。ざっくり言えば、「時代が落っことして来た」人たちと私たちは出合い、その状況を抱き取る。これが、相談・居住支援センターやあるいは子ども・家族支援センターの使命の1つでもある。しかし、それで終わってはいけない。
 
 使命を実現する上でもう一つ大切なことは、抱き取ったところから当事者みずからが息を直し、生き直しをしていくときの例えば地域協働センターにおける私たちの伴走モチベーション、性根だ。私たちはダレといっしょに、ドンナモノを、ダレにむかって発信し、新しい地域のカタチを創り出していこうとしているのか。性根を支えるものは現実である。重い障害を持つ地域市民であり、出番であり、生活を支えるカネ(収益)である。対極にあるのは、囲い込みであり、事大主義であり、ピンハネである。
 
 くれんどは、地域で抱き取るというコミュニティソーシャルワークと、地域協働というローカルイノベーションという性根を落っことしてはならない。

地域ネットくれんど
広島県呉市安浦町水尻1-3-1
TEL.0823-84-3731
FAX.0823-84-4041
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1.地域生活支援
2.子ども・家族支援
3.地域協働
4.企画イベント

5.養成研修
6.当事者活動

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地域ネットくれんどは、障害をもつ人たちや高齢者が、地域社会でいきいきと安心して暮らせる、トータルシステムの構築をめざしている、非営利の事業所です。

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