理事長コラム～今月のひとこと～
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くれんど総会から
2016-05-22
くれんどの事業目的は、芸南地域にワンストップの相談支援センターと緊急時の一時宿泊センター、地域生活を維持するための居住サポートセンターをつくることにある。さらに、障害を切り口にして、子育て、高齢、貧困、外国籍、路上生活、触法等々ともすれば制度の谷間に隠れがちな人々の、地域社会における横断的なセーフティネット拠点を作っていくことが目標になる。これらをもって、呉モデルともいうべき「地域福祉計画」の策定につなげることができればと思う。
その意味で今年度、呉市の（障害者）自立支援協議会の事務局庶務を受託したことの意義は大きい。当面、協議会の力を集めて呉圏域の4カ所に一時支援を含めた居住サポート拠点を作っていきたい。
そういったいわば支えられる側に立つ人たちが、地域の支え手になるというのが、もう一つのくれんどの大きな目標だ。
地域協働事業では、便利屋事業の拡大や移動販売も視野に、当事者の出番をつくり当事者が底支えする地域循環型の地域づくりをひき続き進めることをくれんどの事業計画では提案している。4月には、具体的に地域の農商漁工関係者とのネットワークの拡大や共同開発も視野に、商品開発プロジェクトを発足させた。付加価値をつけて当事者の工賃・賃金のアップをはかるとともに、人を呼び込む地域モデルや企画開発につなげていきたい。
あらためて地域住民、市民のみなさんの理解と力添えをお願いしたい。