理事長コラム~今月のひとこと~
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くれんど、NPOから社会福祉法人をめざす
2024-09-17
くれんどでは、2/24にNPO法人の臨時総会を開き、24年度中の社会福祉法人認可へ向けて取り組みを進めることを決定しました。その後、今年度に入って、定期総会であらためて重点課題に位置づけるともに、6/22、8/3には設立準備委員会を開いて、定款を始めとする社会福祉法人のアウトラインについて話し合い、併行して認可先である呉市との事務協議を進めてきたところです。
今後は、10月~11月に正式申請、1月~2月初めに設立認可-登記、25年度からの事業開始届けの提出、25年3月末にNPOからの事業譲渡、25年4月からの社福での事業開始、25年6月~7月にNPO解散というスケジュールで準備を進めていく予定です。社会福祉法人の設立は、社会福祉法によれば、通常入所施設等の第1種社会福祉事業を運営することが前提となりますが、くれんどでは入所以外の地域メニューづくりを結成以来の指針にして来ているので、当然第2種社会福祉事業をベースに申請することになります。
このこともあって、NPO法人から社会福祉法人になるにはとても高いハードルがあるのですが、それでもめざす理由は、事業の公益的価値を高め組織の継続性をはかるという、そのひと言につきます。くれんどは、その発足以来障害者を始めとする社会的マイノリティのセーフティネットづくりと出番づくりという地域福祉の推進と、その伴走支援に取り組んで来ました。しかし一方で、特にその前半10年で痛感したことは、いみじくもドラッカーが指摘した「非営利組織は、パフォーマンスに強いがメンテナンスに弱い」という財務計画を含む組織基盤の脆弱さです。思いだけでは、組織を維持することは難しいことを思い知らされました。そのことを『20年史』にまとめ、ここ2年はくれんどの理念、実績、目標から平均年収、離職率まで一覧できる1枚のシート『くれんどペーパー』に落とし込んでいます。ホームページにアップしていますので、ぜひご覧ください。
これらの基盤のうえに、さらに公益性と非営利性、組織の継続性を、社会福祉法人化によって強固にしていこうというのが、申請の動機です。社会福祉法人になれば、法人税等にかかる経費を、福利厚生の充実や研修の充実、労働条件・環境の改善に回すことが出来、より質の高い安定継続した運営を行うことができます。また、地域密着型の公益法人として、くれんどの社会的な信用や事業価値を高め、職員採用にも有利に働くことが期待できます。
第1種事業をやるわけでもなく、いまどき社会福祉法人になるには、そうは言ってもとても高いハードルがありますが、地域福祉への貢献という意味では、ほかの法人にない取り組みをしているという自負もあります。当事者、家族、地域住民といっしょに何とか実現したいと考えています。
今後は、10月~11月に正式申請、1月~2月初めに設立認可-登記、25年度からの事業開始届けの提出、25年3月末にNPOからの事業譲渡、25年4月からの社福での事業開始、25年6月~7月にNPO解散というスケジュールで準備を進めていく予定です。社会福祉法人の設立は、社会福祉法によれば、通常入所施設等の第1種社会福祉事業を運営することが前提となりますが、くれんどでは入所以外の地域メニューづくりを結成以来の指針にして来ているので、当然第2種社会福祉事業をベースに申請することになります。
このこともあって、NPO法人から社会福祉法人になるにはとても高いハードルがあるのですが、それでもめざす理由は、事業の公益的価値を高め組織の継続性をはかるという、そのひと言につきます。くれんどは、その発足以来障害者を始めとする社会的マイノリティのセーフティネットづくりと出番づくりという地域福祉の推進と、その伴走支援に取り組んで来ました。しかし一方で、特にその前半10年で痛感したことは、いみじくもドラッカーが指摘した「非営利組織は、パフォーマンスに強いがメンテナンスに弱い」という財務計画を含む組織基盤の脆弱さです。思いだけでは、組織を維持することは難しいことを思い知らされました。そのことを『20年史』にまとめ、ここ2年はくれんどの理念、実績、目標から平均年収、離職率まで一覧できる1枚のシート『くれんどペーパー』に落とし込んでいます。ホームページにアップしていますので、ぜひご覧ください。
これらの基盤のうえに、さらに公益性と非営利性、組織の継続性を、社会福祉法人化によって強固にしていこうというのが、申請の動機です。社会福祉法人になれば、法人税等にかかる経費を、福利厚生の充実や研修の充実、労働条件・環境の改善に回すことが出来、より質の高い安定継続した運営を行うことができます。また、地域密着型の公益法人として、くれんどの社会的な信用や事業価値を高め、職員採用にも有利に働くことが期待できます。
第1種事業をやるわけでもなく、いまどき社会福祉法人になるには、そうは言ってもとても高いハードルがありますが、地域福祉への貢献という意味では、ほかの法人にない取り組みをしているという自負もあります。当事者、家族、地域住民といっしょに何とか実現したいと考えています。