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理念とコラム

選挙結果とこれからの福祉

2012-12-23
 昨年末の衆議院選挙の結果は、「強い日本を取り戻す」という自民党をはじめとする政党の勝利となりました。この結果、福祉政策に変化があります。当然、良い方向には向かないでしょう。
 
 福祉予算の切り下げは必至であり、それでなくても問題のある次法障害者総合支援法についてもシワ寄せがきます。くれんどでは、新規に地域協働事業プロジェクトとシェルター・居住サポート事業プロジェクトを立ち上げることにしていましたが、まずは、情勢をよく見極め、事業分析をしっかりおこなう必要があります。
 
 それにしても、またぞろ、アベノミクス(阿部+エコノミクス)などとマスコミを中心に期待感を煽るような論調が出て来るのはどうしたことでしょう。いまの若い人たちにはなじみがないかも知れませんが、アベノミクスはストレートに80年代のレーガノミクスを思い起こさせます。USAでレーガン、イギリスでサッチャー、日本では中曽根が登場し、新自由主義が声高に喧伝された時代です。私たちには、貧困と格差を拡大した悪夢でしかありませんが、まるでその閉塞感からの出口を求めるかのように、「強い日本を取り戻す」ということばとともにアベノミクス(成長幻想)という名の事大主義が喧伝されているとすれば、何とも暗い気分になったりします。
 
 「小さき者」のおびえでしょうか。「強い日本」には弱い障害者は入っていないでしょう。年間3万人で高止まりしている自死者や、この10年の間に100万人近くも増えているうつ病者、12万人を超えるふ高校の子どもたちも入っていないのでしょう。
 
 しかし、それらを「自己責任」と言ってはばからない人たちを選んだのは「国民」であり、障害者の中絶を合法化する簡便な新出生前診断を自ら飛躍的に増加させているのも「国民」です。そして、ますます障害者や高齢者がこの地域社会で生きていくことを困難にしていく(地域福祉を切っていく)ことに手を貸しているのです。
 
 もう一度、ストレートにわたしたち自身に問わないといけません。「病人を殺す(と本当に)世の中は健康になる」のでしょうか。

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