安浦ちぃとプロジェクト in 安浦小学校
2023-01-19
安浦ちぃとプロジェクト(※)の一環として、毎年安浦小学校に行って草木染めの授業をしています。今年度も11/10(木)にメンバー3名、スタッフ6名で参加し、まちづくり協議会の方も参加してくれました。毎年3年生の生徒さんが参加してくれており、2クラス+ひまわり学級で40人程参加してくれています。
今年度の3年生の生徒さんが育ててくれたマリーゴールドのキセキの花びらを染料にします。染めた時に柄が出来るよう、見本を参考に生徒さんがそれぞれ輪ゴムを使ってハンカチを絞りました。皆どんな柄が出来るのか想像しながら、楽しそうに絞っていました。中には見本を複数組み合わせてオリジナルの柄を作っている独創的な生徒さんもいました。
作業の合間にはクイズや毎年恒例のマリゴ君・マリーちゃんの帽子作りをしています。帽子は毎年作っているのでちぃとのシンボルになっており、生徒さんもちぃとと言えばこの帽子のようなイメージです。自己紹介やクイズ、帽子作りではメンバーさんがスタッフと一緒にやってくれました。クイズは染めに関するクイズをしており、4種類の自然の染料を使って染めたハンカチをそれぞれ何で染めたかを当てるクイズや、染めの事前処理の仕方を題材にしたもの等でした。授業が終わった後に生徒さんから「クイズ楽しかったです!ありがとうございました!」と言ってもらえて嬉しかった、とメンバーさんから話を聞いて私も嬉しくなりました。
記念撮影の時、綺麗に黄色く染まったハンカチを持ち、帽子を被った生徒さんの笑顔がとても眩しかったです。その笑顔に釣られ、メンバーさんもスタッフも思わず笑顔になりました。
後日、3年生の皆さんからお礼の手紙も貰い、改めて皆で力を合わせて時間をかけて準備をした甲斐があったと思いました。また来年度も授業を通して皆を笑顔に出来たら嬉しいです。
※安浦ちぃとプロジェクト…2018年7月にあった西日本豪雨災害の時の思いや記憶を伝えていくプロジェクトです。当時、くれんどで育てていたマリーゴールドも被災したのですが、僅かな生き残りがおり、そのマリーゴールドに“キセキ”と名付け、その種を毎年繋いで育てています。
(ひろかね)

2022 安浦ええとこ祭り
2022-12-22
- 安浦ええとこ祭りに2日間参加して
11/19(土)~20(日)、安浦ええとこ祭りに参加しました。2日間を通してピカピカの快晴で、子どもからお年寄りまで本当にたくさんの地域のお客さんが来てくれました。呉市長さんもパンを買いに来てくれました。
運営・企画会議から参画し、まちの人と一緒にお祭りを盛り上げることで、地域に貢献できました。みんなでワイワイ楽しく店番をし、活気あるくれんどのアピールができ、また当事者の人たちも一緒に参加してくれたことで、地域に障害のある人がいること、活躍していることもアピールできました。
プリオシンメンバーや休日のスタッフもちょこちょこ顔を出してくれて、とても楽しい2日間でした。今後も地域のイベントに積極的に参画していきたいと思います。
- ファルコンズがボランティアで参加
今回、出店の手伝いとしてファルコンズ(※)の子どもたちがボランティアで応援に駆けつけてくれました。当時子どもだったみんなはもう高校生~社会人になっていて、久しぶりの呼びかけでしたがみんな快くOKしてくれて、とても嬉しく思いました。
コロナ禍で学校行事があまりなかったからか、学校の友だちも呼んで楽しく店番・接客をしてくれました。
最後にはくれんどブースだけでなく、会場全体のテントの片付けも手伝い、地域に大きく貢献しました。みんな、いい子に育ったね、と…なんだかエモーショナルな気持ちになりました。
また来年、再来年と、会えたらいいなと思います。
※ファルコンズ…2011年に発足した、ドッジボールの小学生スポーツ少年団。監督、コーチをくれんどスタッフが担い、通算60人くらいの地域の子どもたちが在籍。2020年解散。
(元ファルコンズ監督 ひろかね)

2022 川尻元気まつり
2022-12-22
11/20(日)、川尻元気まつりにスタッフ3名、メンバー1名で参加しました。ジョバンニのさざなみ出張所が川尻にあり、その縁での参加になります。豆ナ茶屋の商品、ポップコーン、豚汁、BROTOの焼き立てパン、チョコテリーヌ、ドライフラワー、amiの雑貨などを販売しました。
当日は大勢の来場者がありとても活気あふれるお祭りで、くれんどのブースにもたくさんのお客様が来られました。お客様の中にはくれんどを知ってくれている人もおり、特に「豆ナ茶屋のランチは美味しいですよね」「BROTOのパンをよく買いに行きます」などの声が多数あり、豆ナ茶屋、BROTOはたくさんの人に知られているのだなと感じました。メンバーさんやスタッフも数名ブースに顔を出してくださりました。
私は初めての参加でしたが、地元の人とのつながりの中でたくさんのお客様に来場していただき、とても楽しい一日でした。また来年も機会があれば参加したいと思います。
(ほんだ)

地域生活とおかしな法制度
2022-11-15
10/29,30くれんど主催の「重度訪問介護従業者養成研修」を受講しました。この2日間の研修で、改めて重度訪問介護の歴史などを振り返ることができました。
国はそもそも、重度訪問介護という制度をイヤイヤながら認めているようです。障害者みんなが24時間介護を利用すると、国の出費が多いからです。 そのため報酬単価は1時間1800円と格安に抑えられていて(事業所が儲からないようにして)、サービスに入る事業所を少なくし、制度そのものをなくして介護保険に吸収させようとしています。介護保険になると、24時間介護なんてなかなか認められなくなります。そうなると、重度障害者の地域生活は夢のまた夢…。
他にも、グループホームが訓練等給付事業であることや、外出支援時の車運転中は介護として認められないこと、就労Bの平均工賃の計算方法など、私たちも制度をきちんと勉強して、おかしいことには「おかしい」と行政に言い続けていかないと、いつの間にか報酬単価が下がったり制度がなくなったりして、ますます障害者が地域で暮らしにくくなるのではと感じました。困るのは当事者だけでなく、私たち介護職の給料が上がらなかったり、仕事自体なくなったり。自分がこの先、何かのきっかけで障害者になったときにはもう、制度や事業所(選択肢)がない…なんてこともあるなと思いました。
また、DVDに出てきた当事者の方々が「助けさえあれば、誰でも地域で暮らせる」「みんなが手伝ってくれたら自分に障害があるなと感じることはない」「地域で一緒に暮らすと思ってほしい」と言う場面がありました。くれんどはBROTOや豆ナ茶屋をはじめ、弁当販売や移動販売、便利屋、畑、野菜市など地域にバンバン出ていく仕事がたくさんあります。地域・子ども食堂やあそび場もあります。中井泰治さんも地域のいろんな行事に顔を出しています。「障害者を理解してほしい」と受け身でいるのではなく、自分たちから地域へ出て活躍し、堂々と存在をアピールしていることが、くれんどと当事者の方々のすごいところだと思いました。
(ひろかね)

welcome 実習生
2022-09-20
地域ネットくれんどでは、実習生の受け入れを積極的に行っています。実習生と一言で言っても社会福祉士や精神保健福祉士、大学からのインターンシップ、中学生のキャリアウィーク、ボランティア実習など、その内容は多岐に渡ります。
実習生の受け入れを行うことは、福祉人材の育成という社会的な役割を果たすだけでなく、くれんどの事業PRや閉鎖的にならない風通しの良い職場環境にもつながり、職員も説明や助言を通して自身の振り返りや気付きにもつながっていくという相乗効果を生んでいるように思います。
今年度も3名の方の社会福祉士の現場実習を8月上旬から受け入れており、24日間、180時間の実習の中でさまざまな体験をしてもらっています。
9月に入り、実習もいよいよ終盤ですが、くれんどでの実習や出会いが、今後の専門職としての活動や生き方の一助になることを願っています。
(まつふじ)
