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地域共生の取組

はじめに

くれんどでは、障害者を始めとする社会的マイノリティのセーフティネットと出番づくり、地域共生社会の実現を目標に掲げています。セーフティネットの分野では、障害福祉サービス事業、障害者相談支援事業をベースに、ホームレス支援、自立準備ホーム、一時生活支援事業を実施し、地域の子どもたち、地域住民を対象にしたあそび場やみんなの広場、地域・子ども食堂を展開しています。居住支援法人などは、国の言う重層的支援体制整備事業の先駆け的な取り組みの一つです。すでに、障害という属性を超えた伴走支援が動き始めています。

こうした人たちが地域社会の担い手にもなっていくという地域モデル、(就労継続支援事業を通した)就労モデルをくれんどはめざしています。

あそび場

地域の子どもたちやみなさんに、あそぶ場所とあそぶ道具を提供し、とにかく楽しくあそんでもらおうという企画です。
室内版公園のイメージです。
『あそびの楽しさとの出会いの場』、『参加者同士の出会いの場』となることをめざしています。

  • 日時:毎月(1、5、8月を除く)第1土曜 13:00~15:00
  • 場所:ポラーノ広場

やすうらみんなのひろば

やすうらみんなのひろばは「一緒に作って食べるスタイル」の地域・こども食堂です。
毎回、30~40名ほどの人が集まり、グリーンコープや(株)藤三から提供された食材を使って、参加者で一緒に食事を作って食べたり、遊んだり、おしゃべりしたりしています。
くれんどからも実行委員のメンバーとして数名が参加しており、地域の居場所の1つとして、こどもから高齢者まで多世代が交流する場になっています。

  • 日時:毎月第4日曜 10:00~
  • 場所:安浦会館

地域・子ども食堂

地域・子ども食堂は、地域の子どもたちや大人が気軽に遊びに来れるオープンスペースです。
季節の野菜をふんだんに盛り込んだ美味しいごはんを準備していますよ。
「みんなで食べるとおいしいね!」と食事を通して地域のみなさんと楽しく交流できる、ふれあいの居場所づくりを目指しています。

  • 日時:毎月第2金曜、第4火曜 16:00~18:00
  • 場所:豆ナ茶屋

子育てヘルパー事業

子育てヘルパーは養育支援が必要と認められる世帯に対し、子育てヘルパーを派遣し、家事、育児等の援助を行う事業です。
くれんどでは呉市と東広島市と委託契約を結んで事業を実施しています。

支援対象児童等見守り強化事業

子育て世帯が孤立しないよう、お弁当やパン等の食事を持って自宅へ訪問し、こどもの状況把握を行うことにより、地域におけるこどもの見守り体制の強化を行う事業です。
くれんどは呉市から委託を受けて事業を実施しています。

居住支援法人くれんど

居住支援法人とは

居住支援法人の目的は、住宅確保要配慮者(低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子どもを育成する家庭、その他住宅の確保に特に配慮を要する者)に対して、不動産さがし、家賃債務保証などの入居前支援と見守りなどの入居後支援、死後の事務委任などを一括して行うことにあります。
くれんどでは、2018年に広島県から居住支援法人の認可を受け、2021年以来3年にわたる意見交換会に参画して来ましたが、その成果を踏まえて、呉市では2025年の1月、県内3番目の居住支援協議会が発足しました。

居住支援法人くれんどの活動

  1. 呉市居住支援協議会との連携のうえに、住宅相談など賃貸住宅への円滑な入居に係る情報提供・相談を行います。 
  2. 登録住宅に入居する住宅確保要配慮者への家賃債務保証会社を紹介します。
  3. 見守りなど要配慮者への生活支援を行います。
  4. くれんどの互助会活動を支援するとともに、希望によっては死後の事務委任契約を進めます。

パンフレット

居住支援法人くれんど

自立準備ホーム

自立準備ホームとは

出所後の行き場がない刑務所出所者等の帰住先として、一時的な受け入れを行う施設です。
保護観察所に登録されている社会福祉法人やNPO法人などが管理・運営しています。
施設の形態は団体ごとに異なりますが、どの施設でも居場所や食事の提供と、安定した社会生活を送るうえで必要な知識や能力を身に付けるための生活支援、就業支援、住居確保等の自立準備支援が行われています。

自立準備ホームの取り組み

くれんどでも保護観察所から委託を受けて障害者を対象に当事業を実施しています。
3カ月を基本に、宿泊場所や食事の提供と、安定した社会生活を送るうえで必要な支援を行っています。
家族基盤や社会的基盤からいったんは切れた人たちのつなぎ戻しを行っています。

一時生活支援事業

一定の住居を持たない生活に困窮された方に対して、一定の期間内、宿泊場所や食事の提供を行い、関係機関と連携しながら安定した生活を営めるよう支援する事業です。
くれんどは呉市から委託を受けて事業を実施しています。

ホームレス・夜回り支援

毎月第4火曜日に、手作りの食事や季節の日用品(カイロ、蚊取り線香、ガスボンベなど)を持って、独居の高齢者宅や呉市内で路上生活をしている方のところへ訪問しています。
活動を行う中で、ホームレスの方にはそれぞれに生きてきた過程や背景があり、価値観はさまざまであるということを感じます。「生活困窮」とは経済的困窮と社会的孤立が複合したものです。社会から孤立しないよう、その人その人の思いを大切にしながら、つながりを大事に、今後もこの活動を続けていきたいと思います。
この活動には広島県社会福祉士会中南支部からの助成金を頂いています。また、(株)藤三、グリーンコープ、(株)ハローズ等の企業や個人農家の方等から食材(フードロスの取り組み含む)の提供を受けています。いつもご支援、ご協力ありがとうございます。
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