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互助会の立ち上げ
2025-10-22
互助会の立ち上げを急いでいた中村正武さん(仮名)が、7月26日、86歳で亡くなった。出会いは、くれんどが路上支援を始めた13年前にさかのぼる。東京から九州に流浪する途中、呉で置き引きに遭い、そのままホームレスとなった。年金は生きており、住所変更等の手続きも可能だったため、意思を確認のうえ近くの不動産に頼み込みアパートを確保。昼間はくれんどの福祉就労の場に有償ボランティアとして来てもらうようになった。
路上時代の2匹の黒猫と元気に生活されていたが、今年に入り体調を崩すことが多くなり、5月の緊急入院後2カ月余りで亡くなった。4月には互助会への加入の意思と死後のことについても確認していただけに、会の立ち上げが間に合わなかったことは慚愧に堪えない。
中村さんには、さざなみに週2回有償ボランティアで来てもらったほか、ジョバンニ・カンパネラで東京大空襲の体験を語っていただいた。浅草近くの下町の職人の家に生まれ、8人きょうだいがいたことなど断片的な話しか聞けないままの別れとなった。仮名もご本人の意思によるものだが、その理由も深くは聞けていない。
中村さんには間に合わなかったが、福岡の抱撲や鹿児島のやどかりの里にならい、10月19日、くれんどでも互助会を立ち上げる。任意団体「ちらくれん」の当事者組織の一つとなり、同日の感謝祭の中で発会式を行う予定である。
くれんどの関係当事者で、ひとり暮らしなどの単身生活をしている人は20数名にのぼり、身寄りのない人もいる。日本全体でも単身世帯は世帯全体の4割(38%)に達し、高齢者は3619万人(29%)と、3人に1人が高齢者という時代に入っている。
高齢化や単身世帯の増加により、入院手続きや死後事務など家族が担ってきた役割を果たす人がいない高齢者が増えている。有料の終身サポート事業者も増えているが、契約時に高額な預り金を求めたり、葬儀で追加料金を請求するなどのトラブルも多い。
国でもこうした事態を受け、身寄りのない高齢者への支援を「第2種福祉事業」として社会福祉法に位置づける改正を検討している。くれんどとしても、そうした終身サポート事業をナップ賃貸保証会社、株式会社あんどと連携して展開することと考えている。
互助会は、その中核となる当事者組織である。ちらくれんではすでに障害者の自立生活友の会があるが、互助会がその発展形として、日頃のさらなる交流や看取り、第2の家族として故人を偲ぶ会となればと思う。
路上時代の2匹の黒猫と元気に生活されていたが、今年に入り体調を崩すことが多くなり、5月の緊急入院後2カ月余りで亡くなった。4月には互助会への加入の意思と死後のことについても確認していただけに、会の立ち上げが間に合わなかったことは慚愧に堪えない。
中村さんには、さざなみに週2回有償ボランティアで来てもらったほか、ジョバンニ・カンパネラで東京大空襲の体験を語っていただいた。浅草近くの下町の職人の家に生まれ、8人きょうだいがいたことなど断片的な話しか聞けないままの別れとなった。仮名もご本人の意思によるものだが、その理由も深くは聞けていない。
中村さんには間に合わなかったが、福岡の抱撲や鹿児島のやどかりの里にならい、10月19日、くれんどでも互助会を立ち上げる。任意団体「ちらくれん」の当事者組織の一つとなり、同日の感謝祭の中で発会式を行う予定である。
くれんどの関係当事者で、ひとり暮らしなどの単身生活をしている人は20数名にのぼり、身寄りのない人もいる。日本全体でも単身世帯は世帯全体の4割(38%)に達し、高齢者は3619万人(29%)と、3人に1人が高齢者という時代に入っている。
高齢化や単身世帯の増加により、入院手続きや死後事務など家族が担ってきた役割を果たす人がいない高齢者が増えている。有料の終身サポート事業者も増えているが、契約時に高額な預り金を求めたり、葬儀で追加料金を請求するなどのトラブルも多い。
国でもこうした事態を受け、身寄りのない高齢者への支援を「第2種福祉事業」として社会福祉法に位置づける改正を検討している。くれんどとしても、そうした終身サポート事業をナップ賃貸保証会社、株式会社あんどと連携して展開することと考えている。
互助会は、その中核となる当事者組織である。ちらくれんではすでに障害者の自立生活友の会があるが、互助会がその発展形として、日頃のさらなる交流や看取り、第2の家族として故人を偲ぶ会となればと思う。
