スタッフ日記

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ジョバンニのお弁当と、地域とのつながり

2025-09-30
私たちくれんどスタッフは、障害のある人たちが、地域社会で暮らせるよう支援しています。ジョバンニは、さまざまな障害のある人たちの日中の活動の場として、メンバーが仕事に取り組んだり、居場所として過ごしたりしています。私たちスタッフはメンバーが働きやすいよう環境を整え、メンバーと一緒に仕事をしています。

仕事のメニューの中に、お弁当販売事業があります。
「地域の人と同じように暮らしたい。お仕事したい。地域の人に自分たちのことを知ってもらいたい、障害があってもなくても、たくさんの人と関わりを持ちながら生きていくために、いろんな人と関わりたい」そんなメンバーの思いから地域とのつながりを求め、弁当販売事業を始め、15年目に入りました。

毎朝、厨房ではスタッフとメンバーが一緒に準備を始め、地域の方に喜んでもらえるようお弁当を作っています。お弁当が完成するまで、一つひとつの工程に、思いが込められています。

箸袋は、折り紙で一枚一枚、丁寧に折られています。お弁当のふたの部分には、お客様に少しでも季節を感じてもらえるようメンバーが季節の絵を描き、メッセージを送っています。お弁当パックにおかずを詰める作業をメンバーが行います。

これらの作業は、お弁当事業を始めたときから変わりません。その出来上がったお弁当を、メンバーと一緒に地域のお客様のもとへ配達に行きます。ジョバンニのお弁当は、ジョバンニの畑で採れた野菜も使いながら、ひとつひとつ丁寧に手作りです。高齢者や働く人に安心して食べてもらえるよう、からだにやさしいごはんです。

15年の中で、いろんなお客さまと出会い、別れもありました。お客様がジョバンニのお弁当を楽しみにしてくれ、お弁当を届けると感謝の言葉をかけてくれます。お客様がメンバーの名前を覚えてくれ、「いつもありがとう」「暑いけどがんばってね」そんな声をもらうことで、メンバーは、「自分たちの仕事は、地域の人に役立っている」「地域の人と関われている」と、そんな気持ちになり、やりがいを感じていると思います。

お弁当を通して、作る人、届ける人、受け取る人が自然と繋がっていく。
それがジョバンニのお弁当です。

お弁当は、人を元気にする。
地域の人とのつながりは、ここから始まり、今があります。これからも、メンバーの手から地域の方へお弁当を届けていきたいです。

もし、私たちと一緒にお弁当作りや、メンバーと一緒にお届けに関わってみたい方がいらっしゃれば、ぜひ一度、ジョバンニへ見学やお話だけでもしてみませんか?
私たちは、一緒に活動してくれるスタッフを待っています。

(おおふじ)

地域移行の出発点

2025-08-29
今年度、社会福祉法人くれんどでは、呉市から基幹相談支援センターや自立支援協議会等の委託事業を受託しています。午前はパンジーメディア制作のドキュメンタリー「大空へはばたこう~自立への挑戦~」を上映。午後には、広島県立大学の田中聡子教授による講演「地域で暮らすということ~当事者が主人公~」、そして参加者同士の思いが交差するシンポジウムが開かれました。

映像を通して、知的障害のある方々が地域で自分らしく生きる姿に触れ、参加者の多くが「こんなに表情が豊かになるんだ」と驚きと感動を覚えました。プロデューサーの小川道幸さんは、知的障害のある人たちと映像を共につくる中で、「彼らの目線に立つこと」の大切さに気づいたと語ります。カメラや音声、ナレーションに至るまで、当事者と職員が担ったこの作品は、まさに“共につくる”という姿勢そのもの。「社会が色眼鏡を外したとき、誰もが自由にはばたける」そんなメッセージが、静かに、力強く伝わってきました。創思苑の林淑美理事長は、入所施設から地域へ移行した25人の歩みを紹介。医療的ケアが必要な方、行動障害のある方など、地域では暮らせないと思われていた人々が、訪問医療やグループホームを活用しながら、家族やパートナーと共に生活している実例に、参加者は深く心を動かされました。

田中聡子教授の講演では、「地域で暮らすことは、誰にとっても当たり前であるべき」とのメッセージが響きました。支援が足りないから諦めるのではなく、「どうすればできるか」を考えることの大切さが語られ、参加者一人ひとりが自分の地域で何ができるかを考えるきっかけとなりました。

■参加者の声から
  • 支援とは“その人らしい暮らし”を一緒につくること
  • 映像を通して、地域で暮らす本人の表情がどんどん豊かになっていくのを感じた
  • 自分の母の介護と重なり、映画が心に深く響いた
  • 支援者として、本人の意思を尊重することの重みを改めて感じた
  • それぞれの立場からの率直な感想が寄せられました。

■今後の論点
協議会では、国連勧告や国の方針を受け、地域移行を進めるプロジェクトの立ち上げを検討中です。障害者をセーフティネットの対象とするだけではなく、単身化社会、孤立化社会の再生可能性、持続可能な担い手のキーパーソンとして位置付けられるかの視点も重要です。現実に入所施設等に今現在も12万人を超える障害者が暮らし、待機者が減らない現実があります。全否定論だけでは私たちの現状を打開することはできません。入所施設等で、今のいま何に取り組んでいくのかという支援内容や支援の道すじを明らかにしていく必要があります。

■最後に
この上映会とシンポジウムは、障害のある人が地域で生きることの意味を、参加者それぞれの心に深く刻む時間となりました。「できない理由」ではなく「できる方法」を探すこと。その一歩が、誰もが自由にはばたける「大空」につながっていくのだと、感じました。

(まつふじ)

自立生活友の会 クッキング教室

2025-07-18
「自立生活友の会」は、障害のある当事者たちが中心となって活動しているグループです。誰もが自分らしい地域生活を送れる社会を目指して、月1回の集まりや季節の行事、情報交換などを行っています。

「一緒に料理を作って、みんなで食べたい!」という声から、自立生活友の会で初めてクッキング教室を開催しました。メニューは、みんなの得意料理や好きな料理から「カレー・サラダ・みそ汁・みたらし団子」に決定。新鮮な野菜はジョバンニの野菜市で準備し、真夏の暑さの中でもみんな時間ぴったりに集合し、にぎやかに調理がスタートしました。

印象的だったのは、それぞれが自然に役割を見つけて動いていたこと。車イスの人が作り方をみんなに伝えながらリーダー役を担っていたり、一人暮らしのメンバーが手際よく料理を進めていたり。日頃あまり料理をしない人も、包丁を手に野菜を切ったり、洗い物を進んで担当したりと、みんなで協力して台所がどんどん動いていきました。実家暮らしのメンバーたちにとっても、一人暮らしの先輩たちが手際よく料理を進める姿は、自分の将来を少し想像してみるきっかけになったかもしれません。

そして、できあがった料理はどれも本当に美味しくて、おかわりをする人が続出。ニンジンが苦手な人が「今日は食べられた!」と笑顔で話す場面もありました。片付けまでみんなで協力し、予定よりも早く終了。「またやろう!」という声がすぐにあがるほど、あたたかな会になりました。

次回は冬のメニューで開催予定です。お楽しみに!

(こうの)


ホームサポ流「組織文化の作り方」

2025-06-20
地域生活を支える居宅介護サービスを提供するホームサポくれんどに、今年度新たに4人のスタッフが加わりました。4月から新任者研修や職場体験を経て、ようやく少し落ち着いてきた5月の最終週に、新任4人の歓迎会を開催しました。

ホームサポのお仕事は、地域で生活する方の「当たり前の生活」を支えることがミッションであるため、早朝や深夜の勤務は当たり前、土日はもちろん、お盆やお正月も事業所として休むことはありません。そして、基本的には一人で利用者のお宅を訪問したり、利用者と一緒に通院などの外出をするため、普段は同じ部署の職員でも顔を合わせることがあまりありません。サービス中に何かあっても一人で考えて対応するしかないプレッシャーもあります。深夜に仕事を終えて家路につく時に、ふと孤独が襲ってくることも多々あります。

そんなホームサポですが、だからこそ大切にしていることがあります。それは、「どんなに忙しい時でも、遊び心を大切にする」ということです。(2025年度、裏の重点目標)

ホームサポは昨年度、すべての職員が積極的に外部研修に参加し、自己研鑽に励んできました。その組織文化はすっかり定着し、今年度は8月に広島県介護福祉士会の夜間勉強会をくれんど主催で開催するなど、外部組織との連携にも繋がってきています。早朝・深夜、土日祝日勤務が当たり前の過酷な部署であるにもかかわらず、なぜこんなにスタッフは意欲的に自己研鑽に取り組むことが出来ているのでしょうか?

実は「やる気スイッチ」というのは本当にあるということが科学的にも証明されています。やる気に関わる神経伝達物質は3つあると言われており、①リラックスしている時に出るセロトニン、②仲間やパートナーと信頼関係を築けている時に出るオキシトシン、③行動を起こさせるドーパミン、ですが、これらがこの順番通りに放出されることで、人のやる気スイッチは押されるそうです。

つまり人は、リラックスできる環境で、仲間と信頼関係を築けていると感じられる時、初めて行動を起こそうと思える。その状態になれば、ドーパミンが喜びや快感をもたらし、自ら進んで行動できる状態になるということです。

新任者の歓迎会は、大芝島のコテージを借りて行いました。5月の爽やかな風が心地よい海辺のお洒落なコテージでのBBQ。特に役割分担を決めていたわけでもないのに、各々が勝手に動いてあっという間に準備が整い、美味しいお肉を食べながら焚火を囲んで談笑したり、思い切りカラオケで熱唱したり、童心に帰って花火をしたり。各々が好き勝手に動いているのに、まとまりも感じることができる。この風景こそが、ホームサポが大切にしたい組織文化を表していると感じます。

この日は普段見られない上司や先輩スタッフの意外な一面を見て、新任スタッフたちは正直戸惑ったかもしれません。でも、昨年度からこれだけ自主的に全スタッフが研修に参加できていることを考えると、この組織文化は新任スタッフにも受け継いでいきたいと強く思っています。

改めて新任スタッフの皆さん。ようこそホームサポへ!これから一緒に、思い切り仕事して、学び、そして思い切り遊びましょう!

(こうの)

BROTO 春の苺フェア開催!

2025-05-16
2025年4月29日(火・祝)、BROTOにて、『苺フェア~苺の香りにさそわれて~』を開催しました。これまではBROTOだけで周年祭などを毎年開催していましたが、地域協働センターの日々の活動を知ってもらいたい!という想いからカンパネラからは期間限定の苺パン、苺だらけの雑貨、缶バッジ、苺ドリンクを販売。ジョバンニからも自家製おかず味噌が入ったおにぎりと惣菜の販売がありました。

当日は呉みなと祭りと重なり、お客さん来てくれるのかな、来たとしても雑貨やドリンクも買ってくれるかなと不安だらけでのスタートでしたが、BROTOの前には行列がどんどん伸び、パン購入後に苺ミルクや氷コーヒーを注文してくださるお客さんが多く、美味しそうに飲み干してくれる姿を見て嬉しくなりました。苺ミルクにはカンパネラお手製の苺ジャムが入っており、絶妙な味付けで提供しているのです。
雑貨屋amiのメンバーさんたちがこの日のために、1か月以上前から22種類の苺グッズ作りに取りかかり、多くの方に「苺だらけの雑貨世界」を楽しんでもらえるように計画を立てました。「苺だらけ〜!可愛い!」と、日頃、雑貨屋amiの商品をあまり見る機会がないお客さん、そして利用者、スタッフも楽しまれたことでしょう。

缶バッジ作り体験も子どもたちに好評でした!世界でひとつの缶バッジができて笑顔円満で帰っていくお子さん、楽しそうに作る子どもたちの姿につられて自分も作ってみたくなった大人たちもいました。

朝早くからパンを買いに来られた家族が最後までいてくれたり、地域の方にのんびり過ごしてもらえたりと、地域のつながりを作っていくことの楽しさを感じた苺フェアでした!次はどんなイベントが出るのかこれから楽しみですね!

(おはま)

社会福祉法人くれんど
広島県呉市安浦町水尻1-3-1
TEL.0823-84-3731
FAX.0823-84-4041
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  1. 基幹相談支援センター、地域生活支援拠点、自立支援協議会、居住支援法人、自立準備ホーム

  2. 計画相談支援、地域移行支援、地域定着支援、自立生活援助、障害児相談支援

  3. 居宅介護、重度訪問介護、訪問介護

  4. ショートステイ、日中一時支援

  5. 移動支援、行動援護、同行援護

  6. 放課後等デイサービス、保育所等訪問支援

  7. 就労継続支援B型、生活介護、就労定着支援

  8. グループホーム

  9. コミュニティ事業

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地域でともに生き、ともに遊び、ともに働き、ともに暮らす。くれんどは、そんな暮らしや仕事のモデルを実現するために、行くところ、すること、帰るところをつくっています。障害のある人の出番づくりや地域協働事業など、持続可能な地域づくりの担い手の拠点として、活動を広げています。








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