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理念とコラム

あとひと回りがんばれる?

2019-12-10
 新年らしい感慨をひねり出そうと考えていると、干支(えと)がリセットされていることに気がついた。干支と言えば、正式には十干十二支、60年というサイクルということになるが、この歳ではとうていそんな先のことは考えられない。とりあえずは12年後もう一度子の年がめぐって来るまで生きているかな―というちっちゃな私的感慨である。
 
 80近くになっているが、まだ現役でがんばっていかなければならないという執着心というか、「使命感」にとらわれていることに気がついた。現役とは仕事のことではない。この5月に2歳になる保護犬のきょうだいのために、どうしても12年はもちろん、寅年くらいまでは何とか伴走ならぬ共歩くらいはできればという願いは大まじめに持っている。しかし、あとひと回り、とても自信はない。
 
 くれんどは、立ち上げたのが2003年だから、今年はもう17年を迎えることになる。私がもうひと回りする時間より長い。過ぎてみればあっという間だったが、まだまだゴールは見えそうにない。イヌとくらべて恐縮だが、イヌよりいっそう骨の折れるこちらのほうはしかし、一相談員として、理事として、よろよろと1年ずつ、お手伝いしていくよりほかない。
 
 『市政だよりくれ』1月号に載る「障害者の日常」特集で受けたインタビューで、わたしはふたつのことを申し上げた。一つは、抱僕の奥田和志さんの言にならって、くれんどが障害者のふつうのくらし、つまり「行くところ」「すること」「帰るところ」を不十分ながらつくって来たこと、もう一つは、ゆっくりと、多様で、変な、障害者とのくらしを展望することは、この世界に生きる人間とは何か、持続可能な社会とは何かを考えることそのものであるという意味合いのことをお話しした。道半ばというのは、そういう意味である。
 
捨てられた石がつぎの親石、礎となる(詩編118)

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